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イタリアの真ん中ウンブリア 緑あふれるウンブリアの花々で綴る ウンブリア・ピッコロ花便り |
ウンブリア・ピッコロ花便り(1) 2015年7月6日 今日も40度近くになるとか。外の暑さは耐えられないほどだ。でも石やレンガで作られた家の中は涼しく、我が家にクーラーなどはない。
イぺリコの黄色い花を消毒したガラス瓶にいれ、この辺の人はオリーヴオイルを入れるが、旧ユーゴスラビアの友人は、絶対にひまわり油でなければだめと言う。調べてみたがオイルはどちらでもよいようだ。さて、ふたをしたら、日の当たる場所に置き(これが大切)、一日一回ほどビンを振ってあげ、30日後に布などで漉す。 |
イタリアの真ん中ウンブリア 緑と食材にあふれるウンブリア その魅力と日々の暮らしのひとこまをお送りいたします。 |
ウンブリア・ピッコロ魅力(35) 2013年9月20日 このところアメリア市に、ゲルマニクス像のポスターが目立つ「AMERIA FESTIVAL」が開催されている。 ローマではちょっと掘れば遺跡にぶつかるのは当たり前だが、1963年8月3日という暑い日に、アメリア城壁外側の整地工事中にたくさんの大小のブロンズ破片が見つかった。これがアメリアが誇るゲルマニクスのブロンズ像である。復原された2.14mの像は考古学博物館(Museo archeologico)に置かれているが、この像が発見されて今年50年目。初代古代ローマ皇帝アウグストゥスの姉の孫であり、アウグストゥスが三代目皇帝に選んでいたのがゲルマニクスになる。ポスターは古代時代のスペルAMERIA(現在はAMELIA)を使っているのは彼をたたえてであろうか。 もうひとつのアメリアの顔、蹄鉄型市民劇場は、内部は総木造で外側は石造り。すぐれた音響効果でも有名である。この劇場が完成して230年。これら2つのことから9〜10月にいろいろなことが計画されている。
![]() 博物館内で行われた”父ゲルマニクスと息子カリグラの像”についての二人のローマ大学教授の説明も聞きに行ってみた。19歳でアウグストゥスの孫と結婚したゲルマニクスは、どこへでも妻同伴で、6人の子供にも恵まれたイケメンで、強くやさしいパパだったようだ。アメリア名物”干しイチジク”を、軍靴を履いた小さな息子カリグラの口にいれてあげる姿を想像してしまう。 ローマに住んでいた頃よくスペイン階段前のコンドッティ通りの並びのフラッティーナ(via Frattina)通りで買い物をしたものだが、ここがアメリア出身の名門ファミリー、ファラッティーニ(Farrattini)の名前からとは驚きだ。急に親近感がわき、誇らしく思えてくるのだから私もついに、アメリーナ(アメリア市民)になったということか?! もうすぐヨーロッパ文化遺産デーがやってくる。毎年9月の最終土・日曜日に、普段入れない所とか美術館などが一般に無料で開放される。実もたわわなオリーヴの木の下で、どこに行こうか考えよう。 禮 |
ウンブリア・ピッコロ魅力(34) 2013年6月27日 ローマに住んでいた頃に一度だけ行ったことがあり、ウンブリアに住むようになって気にはなっていた町だが、我が家から少し遠いこともあって訪れていなかった”グッビオ(GUBBIO)”町で友人が茶道のデモンストレーションをすることになり、客役を頼まれ、二つ返事でオーケーした。長く続いた雨降りもようやく終わり、晴れ上がった青空の下、E45道に入ってペルージャ方面へ向かった。丘上にトーディ町が見えてきた。ポポロ広場にもう少しおしゃれなバール(喫茶店)があればなあと感じたのを思い出してコーヒーはがまん。デルータ町は、中に入って陶器を見たいなと思うがこれもがまん。ペルージャからS298道に無事に入れ、ホッとする。くねくねした上り坂が多くなる。それに平行して美しい景色が眼前に広がる。<イタリアの緑のハート>を満喫できる。それにしても、スピード違反取り締まり機のなんと多いこと!しかも制限が時速50kmときているからうっかり出来ない。せめて60kmにして欲しい。ウンブリアの警察はヤボだ! ウンブリア人やエトルリア人が住み着き、紀元前3世紀にはローマの勢力下にはいったという歴史をもつ、海抜522mのグッビオ町は人口約32000人。城壁の外に今も残る紀元後1世紀の古代ローマ劇場跡近くの野原のような駐車場に車を止めた。ここから歩いて2〜3分のところにある40人殉教者広場(Piazza Quaranta Martiri)のすぐ近くに、一晩私たちを泊めてくれる人の家があった。この女性は、モンテソッリ方式の学校の先生で、毎朝その日の行動は子供たちが決めるというもので、私の着いた日は、童話の読み聞かせということで彼女は、主人公のイメージのロングドレスを着て読んであげたそうだ。そのままの格好で帰ってきた。さて、この広場に面して聖フランチェスコ教会があり、反対側には旧羊毛組合の、反物を張り伸ばしていた長い開廊があり現在は小さな朝市がたっていた。コルネットの種類の豊富なバールでようやくコーヒーを飲めた。 インジーノ山(Monte
Ingino)の斜面につくられた町の観光は今回半日しかなかったので、山頂を目指すことにした。まずはシニ |
ウンブリア・ピッコロ魅力(33) 2013年2月 パソコンでテルニのところを見ていたら、ある日本女性がサン・ヴァレンタイン教会に行って見たいが、歩いて行けるのだろうかというのをみつけた。しかも、ローマからフィレンツェへ行く途中の3時間半の立ち寄りだという。せめて一泊なりと出来ないものだろうかと考え込んでしまった。しかも車で行ってもちょっとした距離感をいつも感じる所である。 私のようにコーヒー好きは寄り道も多くなるが、少なくとも45分〜1時間はみたほうがいいと思いますよ。疲れました! |
ウンブリア・ピッコロ魅力 (32) 2012年3月 |